STREET NIGHT AT OF SAILING~ROSE航海、そして未来へ

普段のブログはもちろんのこと、雑談や小説・詩(すべてオリジナル)を更新中。 但し、小説と詩は不定期更新になります。

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妄想ストーリーその20

7-4:沙奈、倒れる



翌週、会社で書類を作っていると

「そういえばさ、由佳は?」

「来てませんが・・・・連絡も」

「全く!!」

「栗原さん、どうかしましたか?」

「総務からお怒りがね・・・・」

「それって・・・お局が?」

「お・・・局ですか?」

「沙奈は知らなかったんだっけ?総務の最強お局こと花岡さん。藤っちとは同期で仕事に関しては煩いの」

「まあな。」

「その花岡さんから『取引データの集計を今週中に提出』って。」

「来たか!!チェックだな」

「私がやりましょうか?」

「沙奈が?無茶だよ!!結構な量だよ」

「大丈夫です。そうだと思って由佳のデータをこれで」

「それは?」

「USBメモリーです。以前、啓一朗さんから『万が一のためにデータは取っておいた方がいいって』言われたの」

「さすがは部長の息子ね.

かなりの量だから自分で調整しなさい、それと無理はしないこと」

「はい」

その日から過酷な残業が始まった。



その頃、由佳は店に来ていた。もちろん里子やまどかも一緒だ・・・様子が違うようだ

「だって。うちのパパ、優しいから~」

「で、仕事をサボってここに?感心しないね」

「いいじゃん。沙奈に任せておけばいいもん。」

「それって、酷くありませんか?」

「里子・・・」

「彼女、もしかしたら自分の仕事と並行してるのでしょ?倒れたら大変です」

「こいつの言うとおりだぜ。俺は嫌だけどな」

「啓ちゃん?」

「悪いが、帰る」

「水瀬、」

「あいつにもしのことがことがあったらどうするんだ?」

「!!」

「そうですわ。沙奈は結構無理しやすいから・・・・でも、そんなこと2度としないでね。」

「まどか・・・」

「ここはいいから早く迎えに行けって、店長が」



2日後、久しぶりに店に来た。しかし、ホストのみんなから見るとかなり疲労が出ていると・・・

「いらっしゃい。大丈夫なの?」

「残業が続いちゃって・・・・昨日も啓一朗さんが迎えに」

「そうなの、気になってるのね?」

「あと2日で終わりますし、何か差し入れ持ってきますね」

「無理、しちゃダメよ。ほかの店員も心配してるから」

そして、過酷な残業が終わったのが翌日の午前1時。沙奈は終わった書類をまとめて事務所を後にした。

すると、会社を出ると啓一朗が車で迎えに来てくれた。

「最後までお疲れ。帰るのか?」

「はい・・・もう終わりましたから」

そういうと沙奈の体が崩れ落ちた。

「沙奈!!大丈夫か!!」

啓一朗は沙奈を車の助手席に乗せ、自分のマンションまで走らせた。そして客室に彼女を寝かせると実家に連絡した。

「はい、水瀬です。啓一朗か、どうした?こんな時間に」

「寝てるところ悪い。実は沙奈さんが倒れたんだ、会社前で」

「香田君が!!」

「相当疲れが出たらしい。朝一に医者に見せるから」

「そうか・・・一人でやってたのは知ってたが。書類は机の上かもしれないから明日栗原君に渡すよう頼んでおく」

「分かった。今は眠ってるから大丈夫だが、親父・・・・やっぱり俺・・・沙奈のこと・・・」

「啓一朗、分かっているよ。お前が香田君に想いを寄せているのは・・・母さんも薄々知ってるよ。そうなるとあまり休暇は取っていないから、明日もう一度連絡しなさい」

「そうする。じゃあ、お休み」

携帯の電源を切ると、客室にいる沙奈のところに来た。荷物をベッドの下に置くと上着を丁寧にハンガーにかけた

「さて、俺も休むか・・・医師に診てもらわないといけないし」



翌朝、医師の診断により「過労で4日間は絶対安静」と言われた。すぐ父親のところに連絡を入れると書類は無事総務に届けられ、さらに2週間の休暇を貰うことになった。

「・・・・ここは・・・どこ・・・」

あたりを見ると自分の部屋ではなさそうだ。そして、隣では啓一朗が毛布に包まって眠ってる。

「そういえば、会社を出るときに倒れたの?」

「沙奈?起きたのか?」

「あ、はい。私・・・・」

「過労でかなり疲れてるんだ。会社から2週間の休暇を取ったそうだ」

「2週間も?」

「よく頑張ったからな。今は少し休んだ方がいい」

「荷物は?」

「ベッドの下にある。」

「着替え・・・・」

「そっか、そのまま来たからな。取りに行くか?」

「うん・・・」


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