STREET NIGHT AT OF SAILING~ROSE航海、そして未来へ

普段のブログはもちろんのこと、雑談や小説・詩(すべてオリジナル)を更新中。 但し、小説と詩は不定期更新になります。

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JB番外編~2人だけの挙式と皆で旅行by:水瀬啓一朗バースデー

S-2の続き~




 夕食後、夏男は沙奈の部屋に来ていた。出来あがった写真を渡すため。

「沙奈ちゃん、いるかしら?」

「どうぞ」

 中に入るといつも綺麗にしてある。

「先日撮影した写真よ。」

「済みません・・・メイクだけでも変わるんですね?」

「みんな、見てたのよ?『沙奈は基がいいから化粧しても変わる』って。」

「確かに・・・そうですね。」

「明日は料理教室よね?」

「はい。帰りは遅くなりますが・・・」

「そうすると明日はまどかちゃんね?なんか最近苦情が来てるって?」

「情報は確かではないのですが、榊君からですね?」

「晃ね?聞いてみるわ」

 夏男は部屋で勉強している晃の部屋に。

「晃、いる?」

「梅ちゃん?いいよ」

「あら?受験勉強?」

「まあね、俺に何か?」

「そうそう、最近まどかちゃんが作る夕飯に苦情が来てるって本当なの?」

「実はそうなんだよ、例えば先週肉じゃがを作ってくれたのはいいけど・・・・肉が生だったり野菜に火が通ってなかたりするんだ。啓ちゃん、和食には煩いから」

「結局沙奈ちゃんにSOSを?」

「久美ちゃんが主にね。本当、次の日が沙奈ちゃんが夕飯の当番だし・・・2日連続だと可哀想でさ」

「そう・・・一度ご両親に聞いてみるしかないわね?」

「明日はいないの?」

「料理教室の日だからよ?」

「また啓ちゃんの機嫌が悪くなければいいけど・・・亮二も味には煩いし、恵ちゃんは速攻」

「相当酷いのね?」

「沙奈ちゃんには本当・・・悪いと思ってるんだ。啓ちゃんには俺から話しておくから」



 翌日、沙奈は一度寮に戻ると出かける用意をしていた。

「ノートに筆記用具、エプロンも入れて・・・っと。はい、誰?」

「私、美樹」

「どうぞ」

「お邪魔~って今から出かけるの?」

「これから料理教室に行くところ」

「帰りは?」

「20時になるけど・・・どうして?」

「梅さんから話が行ってると思うけど・・・・」

「うん、聞いた。酷いよね?」

「もしかしたら・・・ってこともあるから。またお願い出来るかな?」

「だって毎度のことでしょ?まどかが悪いんだし」

「沙奈も分かってるんだ・・・」

「本当はみんなと仲良くしたい・・・まどかがいるから・・・余計・・・」

「いいって。久美や百合、恵も心配してるから大丈夫。」

「時間だから行くね」

「行ってらっしゃい!!」

「沙奈、出かけたの?」

「今日は料理教室に日だから」

「げっ!!今日の当番ってまどか?勘弁してよ~!!」

「参るよね?百合、お帰り」

「只今。今の沙奈?」

「そうだけど?」

「由紀から沙奈に渡してほしいって頼まれたんだけど・・・机の上に置けばいいよね?」

「メモぐらいは書こうよ」

「そうね、で皆は?」

「男子チームは合同勉強会って。」

「水瀬君だね?また・・・キレなければいいけど・・・」

「啓一朗、和食には結構煩いからね?そういや、先週結局どうしたの?」

「沙奈が気を利かせて水瀬君に作ってあげたって。部屋で食べるって聞いたから」

「本当、沙奈には申し訳ないよ。翌日もでしょ?」

「そうみたい、あれ?水瀬君?」

「お前らか。香田、出かけたのか?」

「うん・・・どうして?」

「あ、いや・・・あいつには申し訳ない気がしてさ」

「同感。亮二もよね?」

「明日はどうするんだ?香田だろ?」

「そこなんだよ。沙奈は優しいところがあるから・・・でも、まどかがいるおかげで私たちと話せないでいるし」



「今日はここまでとします。今回もみなさん、良く出来た方ですよ?これからも頑張ってください」

『有難うございました』

 生徒たちは使った道具を片づける。もちろん沙奈も。

「香田さん、かなり上達したじゃない?」

「いえ・・・皆さんに比べたらまだまだです」

「受験生なのに大変でしょ?」

「はい。」

「これでOK!!」

「じゃあ~帰りましょ」

 公民館を出ると、携帯の着信音が鳴った。

「誰かな?はい、香田です・・・先生?」

「今、帰りか?」

「はい、今日は料理教室の日ですから・・・何か?」

「実は寮にいるんだが・・・斉藤の夕飯、酷すぎでさ」

「みんな、知ってます。それで、状況は?」

「水瀬が部屋に戻ったきり、亮二は説教、藤堂は食べずに部屋に行ったな」

「久美たちは?」

「あいつらも一旦部屋に行って貰ってる」

「まどかは?」

「あいつは作ってそのまま出かけた」

「今は先生だけですか?」

「ああ。申し訳ないが、今からでも作れるか?」

「それは大丈夫ですけど・・・材料を見てみないと・・・」

「なら、一度寮に戻った方がいいな」

「分かりました」

 沙奈は急いで寮に戻ると、食堂に入った。そこへ百合が食堂に

「沙奈~!!お帰り!!」

「先生から連絡貰ったの。今、冷蔵庫の中を見てるから・・・」

 必要な材料をメモしていく。

「先生、済みません。スーパーまで行って貰えますか?」

「車で来てるからな。今、出すから」

「あと・・・荷物を持ってくれる人、いるかな?」

「啓一朗、呼んでくる。」

 百合に呼ばれた啓一朗は、沙奈のところに来た。

「これからスーパーに行くけど、荷物持ちお願い出来る?」

「一人でか?」

「ううん、先生も」

「分かった。」

 3人は夏男が行っているスーパーに来ていた。

「結構、種類があるな?」

「あまり時間がないのですぐ出来るのを買うので」

「大丈夫か?明日もだろ?」

「明日の分も買わないとね?」

「夏男には?」

「私から事情を話します」

 沙奈はなれた手つきで材料をかごの中に入れる。それから寮に車で戻るとさっそく始めた。

「普段からやってるのか?」

「当番制だし、俺たちはふろ掃除や屋根の修理とかやってるからな」

「香田はいい奥さんになるだろうな?今だって行ってるんだろ?料理教室」

「梅さんの勧めらしいです」

 準備して30分後、ようやく完成した。

「水瀬君、みんなを呼んできて?先生も良かったら」

「折角だからな。」

 亮二たちが食堂に集まると、おいしそうな匂いがしてきた。

「香田、悪いな。作らせて」

「いいよ。あまり時間がなかったし・・・あ、これを作ったんだ。」

 沙奈はトートバックからタッパーを取り出した。

「今日は筑前煮を作ったの。今日の夕食はロールキャベツとグリーンサラダ、コーンスープ。これだけはインスタントだから」

「じゃあ~食べようか?」


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