STREET NIGHT AT OF SAILING~ROSE航海、そして未来へ

普段のブログはもちろんのこと、雑談や小説・詩(すべてオリジナル)を更新中。 但し、小説と詩は不定期更新になります。

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アメーバブログ開設2周年記念企画その8

7-2



 翌日、沙奈は中型免許の卒業試験を受けるため自宅を出発した。

「結果が分かったらメールを送るね」

「分かりました。頑張ってください」



 啓一朗は太一と共にある場所へ向かった。一方、由紀は福田組の自宅にお邪魔していた、もちろん夏男も一緒だ。

「では、これまでの情報をもとに今後の対策を行います。」

「零、報告しろ」

「まずは事件当時のこと、瑞穂さんは友人と繁華街に行っていた。しかし、そこは○○組のアジトとは知らずに・・・だが、夕方になっても帰宅してない・・・クラスの家族から連絡が入ったということです。」

「その辺はすぐ冴島さんに連絡したわ。」

「由紀ちゃん、沙奈ちゃんには?」

「まだ教習所にいたからな、帰宅後伝えた」

「でもよ、どうやって救出するんだ?人数だって把握してねぇし」

「それを今、佑が行ってる」

「同時に翼も行って貰ったわよ、全く・・・補習も受けないで」

「そうなの?」

「そうよ、吾妻君毎日学校に行ってるじゃない?多分沙奈ちゃんが煩く言ったんじゃないかしら?」

「翼君・・・追試決定かな?」

「噂を聞けば・・・・おい!!どうだった?」

「実は亮二の友人の雅君と後輩たちと一緒に調べて貰ったんだ。」

「人数は30人、頭はいたな。どうやらこいつが瑞穂を・・・・」

「代理に傷をつけてみろ!!俺が!!」

「狂犬みたいだな」

「誓!!てめぇ!!」

「やめろ!!うっとうしいぞ!!」

「亮二・・・」

「続けてくれ。」

「ああ、人数が把握出来から・・・どうやってだな?」

「30人でしたら、4人で大丈夫かと」

「なら、うちからは亮二と佑だな。」

「ではこちらからは大我と翼にお願いしましょう。いいですか?」

「任せとけ!!」

「夏男はお京さんと連絡を頼む。」

「そうね、帰ってきてもいいように食事の用意をしないとね」

「なら今から買い物にいきます?」

「それから残りは2班に分かれて様子を見る。」

「沙奈ちゃんは?」

「沙奈はバイクで速攻で救出に向かわせる。そのために免許を取らせた」

「そのバイクは?」

「今、用意をしてる。2人でな」

「噂をすれば・・・戻って来たわね?」



 その頃、瑞穂は相手組のアジトにいた・・・・正式には拉致された。周りを見ると、テーブルの上に電話とPCが置いてある。どうやら福田組に情報を売れってことだ。

「(みんな・・・心配してるかな?)」

 隣をみると同じクラスの美央が捕まっている。一緒にいた亜由美はというと彼のところに行っている。

「(瑞穂、大丈夫?)」

「(うん。おばさん、心配してるね?)」

「連絡してないから・・・でもさ、亜由美の奴・・・どうする?)」

「(沙奈も気づいてるみたい。怒ってるかな?)」

「(冴島さん、怒らせるとブラックになるって吾妻くんから聞いた)」

「(なんとかして知らせないと・・・)」



 由紀の携帯にメールの着信が来ていた。

「誰から?」

「沙奈だな?『卒業試験・・・合格!!今から免許証を貰ってくる。で、あれから連絡ない?』」

「沙奈ちゃん?」

「どうやら合格したみたいだな?」

「これで動けますね?」

「啓一朗、あれは出来てるか?」

「外に・・・」

 全員で外に出ると、太一がトラックから降りた。荷台には400ccのバイクが置いてある。

「すげぇ~!!どうしたんだよ?」

「啓一朗さんの知り合いにバイクに詳しい人がいてね、用意してくれたんだ。ヘルメットも」

「これは?」

「連絡が取れるようイヤホンを搭載した。」

「それで、沙奈ちゃんから連絡は?」

「合格したらしいわよ。今から免許証を貰ってくるって」

「なら、迎えに」

「頼むぞ。よし!!準備だ」

 啓一朗は車で沙奈を迎えに行った。すると、教習所のところで本人と確認。

「迎えに来てくれたの?」

「その様子だと合格したようですね?」

「前日まで勉強した甲斐があったから・・・でも、ごめんね?本当なら作戦会議に戻らなきゃいけないのに」

「その辺は大丈夫です。」

 車の中でこれまでの報告をした。

「じゃあ~拉致されたのって瑞穂だけじゃないの?」

「ええ、もう一人いました」

「美央・・・か・・・ふ~ん・・・あいつが・・・ね・・・」

「沙奈さん?」

「ま、ちょっと痛い目に遭わせないと駄目か・・・」

「後で庭に来てください、プレゼントを用意しましたから」

「プレゼント?」

 2人が福田組に戻ってみると佑が声をかけた。

「沙奈!!庭に来てみろよ、バイクが来てるぞ?」

「本当?」

 慌てて庭に来ると・・・そこには新品同様のバイクが置いてあった。

「凄い・・・ちゃんと調整されてる・・・兄さん・・」

「これは俺たちからのプレゼントだ」

「で、行くの?」

「ああ、連絡があった。取引をしたいとのことだ」

「沙奈ちゃんには瑞穂さんの救出をお願いしたいんです。」

「・・・分かった。ついでにあいつをシメに行ってくる。どうやらあいつはつながってるらしいからな?」

「沙奈・・・マジかよ?」

「瑞穂ならともかく、美央の父親は警察の刑事だからね?」

「先に行くから佑、頼むね?美央の救出」

「任せな!!」

 沙奈は貰ったばかりの初心者マークを貼った。そしてヘルメットをかぶるとバイクのエンジンをかけた。

「いいか、取ったばかりだから違反だけはするな。俺たちもすぐ向かう」




7-3



 先に現場に着いた沙奈は由紀からの連絡を待っていた。

「ここが○○組のアジトね?遠藤亜由美・・・制裁を受けて貰うよ・・・」

『沙奈、聞こえるか?』

「兄さん、どうしたの?」

『今、桜田さんの父親から連絡があった。娘が拉致されてると説明したら速攻で現場に行くそうだ』

「美央のおじさんが?そうか・・・瑞穂、やったね?じゃあ~今からアジトを潰してくる!!」

『壊すなよ?』

「その前に降ります。」

 沙奈はアジト前でバイクを降りるとヘルメットをはずし、荷物用のバックから鞭を出した。そして様子を伺うと中に入ったのだ。

「瑞穂!!美央!!いる?」

 警戒しながら歩くと、そこには縄で縛られている2人の高校生が。

「大丈夫?怪我ない?」

 縄を解き、タオルを取ると美央はお礼を言った。

「沙奈・・・怖かった・・・亜由美が・・・」

「美央・・・いいよ。お父さん心配してる。瑞穂も怪我はないようだね?」

「うん・・・でも・・・情報を持って来いって」

「おおかた亜由美が欲しがってんだろ?それで金稼いでいるって」

「酷い!!」

そこへ○○組の手下が入ってきた。

「よう!!単身で来たのか?」

「あんたかい?うちの代理を拉致ったのは?相当怒ってんだよね?もちろん私もね!!」

 沙奈は鞭で手下を撃った。

「さあ~、誰に頼まれたんだ?亜由美か?」

「そ・そうだよ!!あいつから話を持ちかけられたんだ」

「なら、今すぐ亜由美のところに案内しな?」

「沙奈・・・キレてる・・・」

「うん。行こう!!」

 3人はアジトを出ると、後からきた由紀たちに美央を引き渡した。

「向こうにお父さんが待ってる。そこまで行こう」

「はい・・・有難うございました」

「沙奈、頭は今港にいる。シメるなら行ってこい!!」

「瑞穂、行くよ」

「うん!!」

 沙奈は自分のバイクの後部席に瑞穂を乗せ、港まで走らせた。そして亜由美に説教&お仕置き(まあ~沙奈ちゃんの場合、怒らせると手が付けられないのよ?今回は2人に対する制裁ね?)

「貴女!!いつ来たのよ?」

「いつ来た?ふざけんじゃないよ!!あんた・・・組の奴とつながってるとはね・・・」

「冴島さんだってそうでしょ?」

「はあ?ばっかじゃないの?まあ・・・瑞穂はともかく、美央にまで拉致されるとは・・・知ってる?美央の父親、警察の刑事だって」

「え?」

「速攻補導だね?2学期・・・楽しみね?」




エピローグ

その日の夜、冴島組と福田組のささやかな宴会が始まった。

「しっかし、亜由美の顔・・・マジ受けた」

「瑞穂さんの方も怪我がなくて良かったです」

「最も怖かったのは沙奈だな?」

「え?」

「お前・・・鞭、持ってただろ?」

「あ~あれは・・・先輩から貰ったものなの。結構使えるから」

『(もしかして・・・沙奈のやつ・・・Sなのかよ!!)』

「はい、お待たせ。たくさん食べてね?」

「沙奈ちゃん、ありがとうね」

「いいえ。それと翼君、明日から追試だって」

「え・え~!!」

「頑張ってね」

「俺は?」

「佑君も」

 こうして大波乱だった事件もその後の情報で幹部全員が逮捕、一緒にいた亜由美は2学期が始まってから謹慎処分を言われた。





THE END





やっと、終わりました。本当・・・最初の予定よりかなり遅くなってしまい、申し訳ない!!



企画はこれで終了です。年末に入るので明日からは通常のブログになります。(やっぱりコラボは難しかった)




by:ROSE

アメーバより転載作品

無断転載禁止

オリジナル執筆者:庄司 嘉那

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